かくかくしかじか – 東村アキコ

ART, DIARY

漫画を読む機会は少ないのですが、東村アキコさんの「かくかくしかじか」(全5巻/集英社)にハマって、まだ3巻なのに泣いてます。
東村さんの高校時代〜有名漫画家になるまでを描いた自伝的エッセイ。インタビューによると、話を盛ることなくノンフィクションとのこと。

日高先生との師弟関係、先生のものづくりに対する姿勢、厳しい言葉・・すっごい心に響きます。「アート」と「漫画」が対照的であるように描かれている部分、「アート」と「デザイン」の比較でもいえることだなと納得したり。

東村アキコ『かくかくしかじか』インタビュー

『かくかくしかじか』(東村アキコ)ロングレビュー! ”描くしかなかった少女”が出会った人生の恩師。漫画家になった東村アキコを支えた“言葉”とは?

過去の「ママはテンパリスト」「海月姫」など、他の作品からも感じるのですが、東村アキコさんって本当に頭がいい女性なんだろうなと感じます。彼女の人間観察力とその表現がとても好きです。もちろん画も。

「かくかくしかじか」を読むと美大生活への憧れも湧いてきます。ってもう30代ですが。。
私は出版社で編集をやりたいなと漠然と考えながら文系文学部に進学したので、その時はデザインに関わるなんて思ってもいませんでした。就職活動で出版業界から内定がもらえず落ちまくり。それなら業界で役立つDTPを勉強しようと大学卒業後に通ったデザインスクール。そこでグラフィックデザインに出会いました。そのとき教えていただいた先生が「かくかくしかじか」の日高先生とは対照的に褒め上手で、、その気になった私はそこからデザイナーを目指して制作会社に入って修行を始めたのでした。
グラフィックデザインの分野においては、著名なグラフィックデザイナーの方々の中にも美術系の学校を出ていない方もいますが。デッサン力はあったほうが良いに越したことはないと仕事をしながら感じます。なので今からでも仕事の傍デッサンスクールに通おうかなとか最近考えてます。

東村さんは自身のずば抜けた才能については謙虚に描いていて「流動的に歩んできました感」を出していますが、その人生観に共感する人はたくさんいると思う。
望む人生、ある程度は描けるけれど、本当は今日明日でどうなるかなんてわからない。「かくかくしかじか」を読むと、いざという時に全力をだすこと、あとは流動的でもいいんじゃないと励まされます。早く続きが読みたい良作です。

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